2月, 2011 | CHOCOLATINO ラテンの風
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2月, 2011:

あれから1年 – チリ大地震 (後編)-

この街にとって幸いだったのは、津波が、写真の右(北)から左(南)の震源地方向へ向かって進んでいったのでこの街をかわす形で南へ向かっていたようなのです。 いつもCHOCOLATINOに作品を提供してもらっているピト、彼も海沿いに住む一人。昨年末に訪れた時にその地震の話を聞いたところ、当日の夜は満月で明るく深夜でも海面が沖までハッキリと見えたそうです。あまりの揺れに驚いたピトが飛び起きて海に様子を見に行くと、岸から数十メートル沖にある大きな岩の向こうまで海水が干いてしまっている?? ココはどんなに潮が干いても数メートルは水深がある場所なのです・・・「津波が来るッ」と直感したピトは大至急家に戻って避難。その15分後に津波が到達したそうです。他のアミーゴは「海の水がなくなり数キロ先のずっと向こうまで地面が見えていたよ・・・」とも言っていました。それでも津波の方向で被害は随分と変わるようです。さらに南の街へはより正面から津波がやってきて町全体が壊滅的ダメージを受けたとか・・。 ・・・それから1年。みんなで助け合い日常の生活を取り戻しつつある街、まだ援助が不十分で復興まで時間がかかりそうな街、それぞれガンバっているようです。アミーゴのCabezas surfboardsの工場は資材が散乱、掃除するだけで3ヶ月もかかったとか。でも再び素晴らしいサーフボードを製作しています。家を失った友達も素晴らしいスポンサーが付き再出発を果たしました。 昨年訪れた時もまだ日常的に余震が続いていました。一度、早朝未明に「ウーッ!」とデカいサイレンに起こされ目を覚ますも外はシーン、みんな余震に慣れっコになりつつあるみたい。でも数日後、今度はさらにデカく長い余震が、家の真下からズーンズーンと低い音と同時に突き上げられずっと続く。前夜に地震の話をさんざん聞かされていたCHOCOLATINOは、この揺れはヤバいッと外へ脱出すると・・・・・辺りは再びシーン。夜明け前の通りにはBAR帰りの酒臭いアミーゴ達がいるだけだ。「これから飲みに行くの?」とアミーゴ。「そう、飲みたい気分で(イロんな意味で)・・」と答えるCHOCOLATINO。。
(引き潮が見えなくても津波がやってくる場合もあるようです)

CHOCOLATINOは売上の一部を日本赤十字のチリ大地震海外救援金に寄付しました。ご協力頂いた皆様にこの場を借りて心よりお礼申し上げます。本当に本当に本当に、有難うございます。

※マブ達のMaccoy (手前) &Lisa(スゴい後ろ)、地震に驚いただろうに。。また、遊ぶゾ!

El viento

Hacia el viento de ”春一番” hoy !!
Les felicito R1 & Ak….
sketch by Aner Urra Peña

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あれから1年 – チリ大地震(前編) –

2010年2月27日・・・・チリ大地震からまもなく1年。

CHOCOLATINOが気にするこの街にも津波がやってきました。。

ココにも。。

2010年2月27日の現地時間深夜3時過ぎにチリで大地震発生。。

当日、出掛けていたCHOCOLATINOは帰宅してビックリ。日本のNEWS達は、チリで大地震が起こり、いつ津波が日本に来るのかというコトを繰り返し×2 放送している!でも、現地で何が起こっているのかを伝えナイ〜、画面では津波の予想ばかりだ・・。CNNも同じだ。興味がないのか?・・ムムー。CHOCOLATINO的には現地情報を知りたいのだ。海沿いに住んでいるアミーゴ達の安否が気になった。。その後、SNSで友達の友達とたどりアミーゴ達の安否を確認、現地ニュースのインターネット放送を観ることで、状況が分かってきました。(こんな時フェイスブックやツイッターなどは便利だと実感)
でもこの街にも津波がやってきて、家がひっくり返り浸水したりと一部で被害があり、その後も強烈な余震が続き高台の上で避難所(キャンプ)暮らしを強いられている様子でした。そして、津波がひいた後の家の中は泥だらけ・・床に魚や蟹がゴロゴロと転がっているようだ。海抜0メートルの海岸に住んでいたアミーゴの家は跡形もなく、土台の岩だけが残っているという。。

ただ、この街にとって幸いだったのは津波の向きが正面ではなかったコトでした。

Alapintaグラフィティ

こちらもAlapinta作品。チビッ子、家、動物、花に囲まれた少年時代・・・

ちょうどこの日はプロモーション用ビデオの撮影を行っていて、みんな普段よりややクールな感じで頑張っていました。後ろのゴミが残念。ゴミ問題、ドコでもあるなー。。

Graffiti “Alapinta” crew from Temuco, Chile URL: www.alapinta.cl
Aner, Maher, Gabriel, Carlos, Claudio…wena weeena!!
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映画 「180゜SOUTH/ワンエイティ・サウス」とTシャツ

CHOCOLATINOは先日、180゜SOUTH/ワンエイティ・サウスという映画を観る機会がありました。

この映画はアメリカのジェフ・ジョンソンというサーファー / クライマーが、南米チリまで旅をするロードムービー。旅の動機がサーフィンと登山、そして「パタゴニア」と「ザ・ノース・フェイス」創業者二人の南米パタゴニアトリップだったようなので、チリの海と山の映像が盛りだくさん。映画館の大画面で南米の風景を観れたのが良かった。ラモンも出ていました。。

この映画180゜SOUTH ワンエイティ・サウスとCHOCOALTINOのTシャツに共通点を見つけました。映画にもTシャツにもラテンの自然パワーが溢れています。例えば、ラモンとジェフ・ジョンソンが乗っていた波はピトが描いている、まさにこの波なんです。

そしてジェフ・ジョンソンがパタゴニアを訪れた時、画面イッパイに広がっていたパンパ(草原)は、パタゴニア育ちのセシリアが描くこの風景
(かつて、CHOCOLATINOはココで少し仕事の手伝いをしたことがありました、ハイ)

さらに、パンパ(草原)の間に見える奇麗な湖は、(実際は少し離れた場所ですが・・・)アネルが描いているコチラの景色でございます。。

旅の目的地としては遠くなかなかムズカシイと思いますが、自然の魅力満載の南アメリカです。今回の映画180゜SOUTHやCHOCOLATINOTシャツから少しでも南米の自然を感じ取り、いつか皆さんが南米トリップを実現してもらえると嬉しいです。ラテンパワー!!

PS.キース・マロイが裸足でサーフィンしていた場所や女の子が泳いでいた湖の辺りは相当寒いハズなんですが普通にしてました。ヤセ我慢なのか、寒さを感じなかったのか・・気になります。。

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Pueblo Rari – Tesoro Humano Vivo –

チリの首都サンチアゴからバスで数時間。
ローカルバスに乗り換え、降車してからも山奥へと歩いて行く。。

Rariという小さな村があります。

野良犬に噛まれないように間合いを取り、自分をマッチョに見せつつの・・・・・・・・・
さらに歩いて行く。。

Rariは馬の毛で編んだ人形やアクセサリーを生産している村で、チリ国内で唯一ココRariだけの伝統工芸なのデス。
この村では大昔から植物繊維でカゴ等を編んでいたそうなのですが、いつの頃からか馬の毛を使うようになったとか。。「この国(チリ)ができるずっと前からなのヨ!」と言っていたので数百年の歴史があるのだと思われます。そのモノづくりの伝統を現代まで、お母さんから娘へ、そして孫へと代々受け継がれています。馬の毛はナイロンのような固さがあり、細かい手作業はなかなか大変な仕事なんです。Rariには特にお店があるワケではなく各家庭の前に看板が出ているのが目印。本当に普通の家なので最初は緊張するかも知れません。一軒づつ覗いてみるのも面白いのです。地元のオバちゃんと世間話をしながら商品を見せてもらい、気に入ったモノがあればお買い上げして。。

そして昨年末、ユネスコUNESCOからRariの職人に彼らの優秀さを認める2010年奨励賞(スイマセン、日本語で何賞というのかが・・)というのが授与されました。この賞は持続可能な開発を維持するために独自の伝統的技法で品質の高い製品を作っている職人を奨励するのが目的だそうです。。CHOCOLATINO的にもかなりウレシー、イイぞ職人魂!!

そこで今回オリジナル商品を作ってもらったのがコチラ。。オリアナさんがひとつづつ丁寧に仕上げてくれました。

Carita feliz, mil gracias Oriana!!

Made in pueblo Rari “Tesoro Humano Vivo”, Chile
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…..smilee!

Rari – carita feliz –

Carita feliz, mil gracias Oriana!!

Made in pueblo Rari, Chile
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……smile!!

分からされました。

CHOCOLATINOよ、喝ッ
ヤバいと思った直後、巨大なセットに巻かれ口とアゴを岩に強打。あとは省略(恥)。。

「ゴォッ!」
かなりの重たい衝撃がアゴに乗っかってきた。瞬間だったので痛さは感じない。その直後に「アミーゴ!大丈夫か??」と丘の上で見ていた人に言われ、口の中で舌を動かすとあるはずの前歯が3本ない?・・欠けてしまった、なんか歯並び全体も変わった気が??? アゴに触れた手を見ると真っ赤・・モノ凄い量の血が流れ始めていた、鮮やかな赤色だった。。「Haa、やったちゃったか〜」すぐに海から上がると、アミーゴが心配そうに駆け寄ってきた。「病院いったほうが・・」。彼らの表情でこの事態にようやく気づきました。ドンドン痛みが増してきた。

結局、歯が3本欠け、アゴの外と口の中がパックリと開いてしまっていた。病院ではすぐに縫おうということになり、たくさんの患者さん達をかき分け手術台へ。アゴの皮膚がビィーン!と強く引っ張られ、針と糸が何回も行ったり来たり・・今思い出すだけでもイターイ。顔はみるみる3倍くらいに腫れ上がってしまった。でも、そんな自分のコトよりもアミーゴ達をはじめとした地元の人達、お医者さんがみんな親身になって気にかけてくれたことが、とても印象に残りました。この時、いつかみんなの親切に何かお返しできれば、というキモチがCHOCOLATINOの中に芽生えた瞬間でありました。この出来事が今の仕事に繋がっています。
(PS..歯医者さんは歯をメチャメチャ抜きたそうだった…..が、そこは捨て身で抵抗ッ。。。)

未体験の領域の波のコンディションだったにも関わらず、自分の安易な判断が招いた当然の結果でした。この程度のケガで済んで良かった。海が教えてくれたこの貴重な体験は、その後の海への接し方に大きく影響しています。生きてて良かった、ホッ。。

過信すると。。

ラモンが招待されているエディ・アイカウは順延になっていました、残念。
さて、CHOCOLATINOの旅話。前回から随分と時間が経ってしまいましたが思い出しつつ。。

憧れの海の目の前(写真はCHOCOLATINO邸、窓の外は誰もいないOCEAN♪)
ゴキゲンな仲間と刺激し合い良い波でサーフィンできる毎日!

素晴らしい環境のおかげでさすがにCHOCOLATINOなりに波乗り技術も心構えもステップアップしてきていろんな波に乗れるようになってきました。そうなると次第に、よりデカくよりムズカシイ波にカッコ良く乗りたい、と思うようになっていきました。海に魅せられたというか取り憑かれたようにひたすら夢中に。。一日中、海にいても飽きることがありませんでした。そんなある日、そこそこ波の大きな日にパドルアウト。アルゼンチンの友達と3人だけのセッションで、ドンドン波が大きくなるにもかかわらずセットをつかまえてガンガン波に乗れるようになっていて、まさかの自分でもビックリ。海から上がった後も「ヤー、さっきのCHOCOALTINOの波さー、デカかったじゃん、横で見てたけどヤバかったよー♪グランデ、サムライ最高♪」なんて言われると、謙虚にしていてもチョイチョイ調子に乗りそうになってしまいます。高揚した状態のままその日は終了。で、次の日はさらに波がデカくなっていました。ガンガン、壁みたいなセットが入ってきます。「オー、この感じねー、イケるかなー、みんなが来る前に乗って自慢できるかも、フへへ」と独りでパドルアウト。。

このアマすぎる判断のせいで、熱烈な喝ッを入れられることになるとはッ!