南米のバーベキュー | CHOCOLATINO ラテンの風
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南米のバーベキュー

今夜は飲もう!!という時、南米ではアサドというバーベキューで盛り上がります。だいたい21時くらいに適当に集合。で、コンロをセッティング、火をおこし、炭をつくり、火力をあげ、網をきれいにして、網が熱くなったら肉を投入して、もちろんお酒をのみつつ、酒がなくなり買いに走り、

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肉に焦げ目がつく頃には日にちが変わっています。それまでさんざん飲んで出来上がっているので、やっと焼けた♪とテンションが上がるチームと、待ちすぎて酔いのピークが過ぎグッタリしているチームに分かれます。グッタリチームは口数少ないものの美味しそうに黙々と食べて、パワーを取り戻し復活してきます!

肉以外にチョリソーをパンで挟んで食べるチョリパンという食べ物があります。溢れる肉汁をカリッとしたパンが両脇で旨味を見事にキャッチ、そのまま頂きます。日本のウインナー文化に慣れてしまったCHOCOLATINOにはチョリソーのパリっとした食感と肉汁にただ感動するばかり。その土地のワインやビールがあれば完ペキです。食べ終わってからもまだまだ宴は続き、街に繰り出したりします。

宴はだいたい予定通りに進むことはまずないのでなりゆきにまかせるしかありません。そもそも予定なんてナイです。今晩は家に帰れるのかな・・という時も結局はなんとかなります。キッチリしている人がいる時はもっと手際良く進んできますが、その辺はいつもなりゆきですね。

辺境の土地で経験したアサドは羊一頭丸焼きでした。CHOCOLATINOはかつてチリ南部のパタゴニアに滞在し、ある仕事のお手伝いをしていたことがあったのですが、街からバスで8時間、人口は数十人で周辺は羊が数千頭、プーマがいて、コンドルが上空を旋回しているような場所でした。ココん家は羊一頭丸焼き(両手両足を開いてぶらさがっています・・)。目の前にぶら下がった羊センパイの命を頂き美味しく食べることで、自分が生き延びることができるのだな、と謙虚なキモチになり羊センパイに感謝したものです。

アサドはその土地や家族ごとに微妙なスタイルが出てきて奥深いです。

肉がデカすぎて恐かったらしい。。。

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