サーフィンのおかげで仲間が増え、みんながチリの事、南米の波の事などイロイロと教えてくれるので、世界が少しずつ広がってきました。そして、この町の郊外にも良いサーフスポットがあるんだぜ、との事!コレはいかないわけにはいきません。そこで問題は交通手段でした。
タクシー ・・・・・高い、一日の生活費に匹敵。
路線バス ・・・・・時間があてにならない。本数少ない。
徒歩 ・・・・・・・3時間。。。
ヒッチハイク。。。。
お金に余裕のある外国人達はタクシーを使っていましたが高過ぎ、バスも分かりにくく、CHOCOLATINOは地元サーファーにならいヒッチハイクで通っていました。海へと向かう道端でサーフボードを抱え親指をたてて車が来るのを待ちます。待っていても来ない時は歩きながら。荷台つきのトラックは結構な確率で止まってくれました。わざわざ止まってくれるドライバーはみんな神様のように輝いてみえました!
昔の道路はオフロードで、トラックの荷台だと揺れが激しくお尻が痛くなります。それでも、風に吹かれながら眼前に遠ざかっていく海沿いの風景に見とれていると穏やかな気持ちになり、時間が経つのがとても短く感じられました。仲間と相乗りする時も、なぜかみんな静かに海を眺めていました。
帰り道は交通量が激減、一方で海上がりの人が多くなりヒッチハイクも競争が激しくなります。先に車を見つけた仲間が車に飛び乗り定員オーバーになると、「先に帰るゼー♪」と得意げにノリノリで帰宅してくのを見ると、コチラも早く帰りたくなりアセってくるものです。日が沈み暗くなると車が来ないので、宿に向かって歩いていたら着いちゃった、ということも度々ありました。
予定通りにいかない効率の悪いヒッチハイクですが、ドライバーの心意気に触れ、いろいろな人達と出会うキッカケになるし、単なる移動手段以上のワクワク感がありました。