CHOCOLATINOよ、喝だ喝ッ!
ヤバいと思った直後、巨大なセットに巻かれ口とアゴを岩に強打。あとは省略(恥)。。
「ゴォッ!」
かなりの重たい衝撃がアゴに乗っかってきた。瞬間だったので痛さは感じない。その直後に「アミーゴ!大丈夫か??」と丘の上で見ていた人に言われ、口の中で舌を動かすとあるはずの前歯が3本ない?・・欠けてしまった、なんか歯並び全体も変わった気が??? アゴに触れた手を見ると真っ赤・・モノ凄い量の血が流れ始めていた、鮮やかな赤色だった。。「Haa、やったちゃったか〜」すぐに海から上がると、アミーゴが心配そうに駆け寄ってきた。「病院いったほうが・・」。彼らの表情でこの事態にようやく気づきました。ドンドン痛みが増してきた。
結局、歯が3本欠け、アゴの外と口の中がパックリと開いてしまっていた。病院ではすぐに縫おうということになり、たくさんの患者さん達をかき分け手術台へ。アゴの皮膚がビィーン!と強く引っ張られ、針と糸が何回も行ったり来たり・・今思い出すだけでもイターイ。顔はみるみる3倍くらいに腫れ上がってしまった。でも、そんな自分のコトよりもアミーゴ達をはじめとした地元の人達、お医者さんがみんな親身になって気にかけてくれたことが、とても印象に残りました。この時、いつかみんなの親切に何かお返しできれば、というキモチがCHOCOLATINOの中に芽生えた瞬間でありました。この出来事が今の仕事に繋がっています。
(PS..歯医者さんは歯をメチャメチャ抜きたそうだった…..が、そこは捨て身で抵抗ッ。。。)
未体験の領域の波のコンディションだったにも関わらず、自分の安易な判断が招いた当然の結果でした。この程度のケガで済んで良かった。海が教えてくれたこの貴重な体験は、その後の海への接し方に大きく影響しています。生きてて良かった、ホッ。。