あれから1年 – チリ大地震 (後編)- | CHOCOLATINO ラテンの風
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あれから1年 – チリ大地震 (後編)-

この街にとって幸いだったのは、津波が、写真の右(北)から左(南)の震源地方向へ向かって進んでいったのでこの街をかわす形で南へ向かっていたようなのです。 いつもCHOCOLATINOに作品を提供してもらっているピト、彼も海沿いに住む一人。昨年末に訪れた時にその地震の話を聞いたところ、当日の夜は満月で明るく深夜でも海面が沖までハッキリと見えたそうです。あまりの揺れに驚いたピトが飛び起きて海に様子を見に行くと、岸から数十メートル沖にある大きな岩の向こうまで海水が干いてしまっている?? ココはどんなに潮が干いても数メートルは水深がある場所なのです・・・「津波が来るッ」と直感したピトは大至急家に戻って避難。その15分後に津波が到達したそうです。他のアミーゴは「海の水がなくなり数キロ先のずっと向こうまで地面が見えていたよ・・・」とも言っていました。それでも津波の方向で被害は随分と変わるようです。さらに南の街へはより正面から津波がやってきて町全体が壊滅的ダメージを受けたとか・・。 ・・・それから1年。みんなで助け合い日常の生活を取り戻しつつある街、まだ援助が不十分で復興まで時間がかかりそうな街、それぞれガンバっているようです。アミーゴのCabezas surfboardsの工場は資材が散乱、掃除するだけで3ヶ月もかかったとか。でも再び素晴らしいサーフボードを製作しています。家を失った友達も素晴らしいスポンサーが付き再出発を果たしました。 昨年訪れた時もまだ日常的に余震が続いていました。一度、早朝未明に「ウーッ!」とデカいサイレンに起こされ目を覚ますも外はシーン、みんな余震に慣れっコになりつつあるみたい。でも数日後、今度はさらにデカく長い余震が、家の真下からズーンズーンと低い音と同時に突き上げられずっと続く。前夜に地震の話をさんざん聞かされていたCHOCOLATINOは、この揺れはヤバいッと外へ脱出すると・・・・・辺りは再びシーン。夜明け前の通りにはBAR帰りの酒臭いアミーゴ達がいるだけだ。「これから飲みに行くの?」とアミーゴ。「そう、飲みたい気分で(イロんな意味で)・・」と答えるCHOCOLATINO。。
(引き潮が見えなくても津波がやってくる場合もあるようです)

CHOCOLATINOは売上の一部を日本赤十字のチリ大地震海外救援金に寄付しました。ご協力頂いた皆様にこの場を借りて心よりお礼申し上げます。本当に本当に本当に、有難うございます。

※マブ達のMaccoy (手前) &Lisa(スゴい後ろ)、地震に驚いただろうに。。また、遊ぶゾ!

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